インド一人旅バックパッカー旅行記〜アウランガーバード

滴る鮮血と鳥の巣の怪

宿に戻ると、アリムがいた。
彼は実に愛想がいい。言葉遣いも非常に丁寧なので、こっちも丁寧になる。
「明日のエローラ観光、どうします?1日リキシャチャーターして400Rs、エローラ、ダウラターバード砦、村他にも行きたいところ回りますよ!」
「個人でバスで行こうと思ってるんですよ」
「ツアーのバスだったら時間が決まっているから、ゆっくり見れませんよ!」 リキシャ1日チャーター400Rsは、適正金額なのだろうか? インドに来たばっかなので、相場がわからない。

「ツアーじゃなく、個人で市バスで行こうと思っています」
「バスなら、セントラルバスターミナルから出てますよ」
彼は爽やかな笑顔で続けた。
「何も気になさらずに!私はただ、あなたにインフォメーションを提供しているだけです」
まだ熱があるし、頭痛も治らない。体調が悪いので考えた。 バスを乗り継いで経費削減するか、リキシャチャーターして楽をするか…

「まあ、考えておいてください!とりあえず明日8時に来ますから、そのとき決めてください」
「わかりました、今夜一晩考えます。明日の朝、返事するんで」フロントに行くとパスポートはきちんとカギ付きの金庫に保管されていた。

インド一人旅〜アウランガーバードのホテル

部屋の鍵は念のため自前の南京錠もかけておいた。
カギを出すため、荷物を廊下に置いてしゃがむと、鮮血がポタポタカバンの上に滴った。

「…天井から、が?!」
上を見上げても、普通の白いペンキ塗りの天井だ。
「一体この血はどこから…?」
怪奇現象か…?!
単なる自分の鼻血だった。

ティッシュを鼻に突っ込み、部屋に入ってトイレに行くと、洗面台に何故か鳥の巣がいきなり出来ていたので笑えた。

インド一人旅〜アウランガーバードのホテルインド一人旅〜アウランガーバードのホテル。電気式蚊取りと虫除けクリーム

左:鳥はいなかった

右:電気式蚊取りと虫除けクリーム。ムンバイで購入。

鼻血が止まってから外に出た。
食欲が無いので、夕食はバナナ。水、タバコも仕入れた。
熱があるのに、すんげービールが飲みたかったが、近所の商店に売っている気配が無かったのであきらめて寝た。

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