インド一人旅バックパッカー旅行記〜アウランガーバード

インディアン・リキシャ「アリム」

2006/1/23
朝8時に私はチェックアウトしなければならなかった、本来ならば7時だが、8時にしてくれた。 インドの宿には24時間制システムがあるところがあって、その通り24時間いつでもチェックインできる。 24時間部屋を自由に使用できるのだ。

例えば、昨日の朝7時にチェックインしたら、次の日の朝7時にチェックアウトしなければならない。
インドは広いし、移動に時間がかかり、列車やバスも延滞するので、中途半端な時間に着いたり、朝早く着きすぎてしんどい時にこのシステムは便利だった。

チェックアウトするとオーナーからアリムがフロントで待っていてくれと言っていたとの伝言をもらった。
宿に荷物を預けたのだが、念のためチェーンでTV台に縛り付けておいた。
「ここは安全だよ!」
みんなに笑われたが、念には念を!アリムが来て、1日400Rsでチャーターするよ、と言った。

インド一人旅〜アウランガーバードのドーサ

まず先に、朝食を食べにレストランに連れて行ってもらった。
最初に行った店は、外国人観光客向けの高そうなコンチネンタル・ブレックファーストとかあるようなオシャレなレストランだった。

「もっと安い食堂でいいんすよ」
と言うと
「すいません!インディアン食堂に行きましょう!」

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朝食後、ダウラターバード砦に向かった。私はチャーターしたにもかかわらず、まだ彼を100%信用していなかった。

駅で知りあってついて行ったのは、余計な事を言わずに宿の斡旋をして、そのホテルの名刺に宿代が明記してあり、駅の近くだったからだ。

後から「ガソリン代」とか「××までの追加料金」、「バクシーシ」とか言われても絶対400Rsしか払わんからな!
そんなことを考えながら、リキシャは走る。

私の不安を察したように彼は
「心配しないでください!私はお客様に良いサービスを提供したいだけなんです。日本人はフレンドリーで礼儀正しくて、親切だから大好きなんです!」 と、運転しながら何度も言った。
彼は途中売店でタバコを2本買うと、1本私に差し出した。

「あれはキリスト教のお墓です」
「あれは●●という有名な工場です」
世間話やガイドしながら進む。
彼はとても英語が上手だった。発音も聞き取りやすい。口調もとても丁寧で、日本人好みだ。
言い方がスマートなのである。
昨日リキシャチャーターを勧められたときも、ただ単に「安くしときますよ!他のリキシャはもっと高いですよ!」とか、他の押し付けがましいリキシャとは違った。

頭がいい人やな、と思った。
最初の日、日本語、ハングル、英語、様々な言葉で書かれた手帳を見せられた。
それには、旅行者たちのお礼の言葉が書いてあった。

「このリキシャの兄ちゃんは、マジでいい人なのかもしれない」

私は彼を、信用しかけていた。
この笑顔が、本物だということを…

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