インド一人旅バックパッカー旅行記〜ジャイプル

宝石屋の社長は驚愕の占い師!シヴァ神の絵を買う

アンベール城観光後、昨日の宝石屋に占ってもらいに行った。そこの社長が占い師だった。店の奥に通された。
「ようこそ。ドアを閉めて。音が聞こえると集中できないから」
薄暗い小部屋は静寂に満ちていた。
まず、紙に名前と生まれた地域、生年月日を書いた。そして彼はヒンドゥー語でその下に図を描く。
「私は2年間、姓名判断、手相を勉強したんだよ。右手を出して」
占いが始まった。

「…キミの今までの人生は、真っ直ぐじゃなかったね。寄り道して、曲がりくねった道を歩んで来た…」…そ、その通りですよ!

占いは、驚くべきことにほぼ当たっていたのだ!
私のこれまで歩んできた人生、家族構成、現在抱えている問題、その原因(←これはマジでびびった!!)。
そして、生まれながらに背負っている重苦しい十字架まで(詳細では無いが、"なんかあるね"というようなかんじ)…過去だけでなく、未来も予想してもらった。ひとまず仕事は順調らしいので、安心した。帰国したら就職活動をせないかんからな。やはり最後は予想通りの展開に。まあ、商売の一つなワケやし、この占いは!

「キミのパワーストーンエメラルドだ。緑の石だよ」
エメラルドの原石を金庫から出すと
「私がエナジーを吹き込もう。最初は水曜日に身につけなさい。これを指輪に加工して、石の部分が直接肌に触れるように、リングの後ろはくり抜くこと。石がキミにグッドなエナジーを与えてくれる。ゴールドはダメだ。キミはシルバーしか身につけてはいけない」
大小さまざまなエメラルドの原石。眩く光る。色も薄いものから濃いグリーンまで、いろいろだ。

こんな高価なものを触ったのも、見たのも初めてだった。
しかも宝石屋の奥の小部屋でうやうやしく宝石の原石をピンセットで摘んで見るなんて、ここやからこそ出来ることである。ピンセットに感動した!
日本やヨーロッパで一般庶民の自分が一生できない体験だろう。

ジャイプルは宝石の加工で有名な街で、世界中から宝石の原石が集まる。
だから、日本で買うよりずっと安く手に入るらしい。
しかし、私は宝石には興味は無いし、欲しくも無い。最初から、タダ占い目的で来たのだ。
でも、自分がたまたまやったんかもしれんけど、あれだけ当たったら、思わず「グッドなエナジーを注入したパワーストーン」とやらを、買う人絶対いるやろうな!当然、相場より高い金額で、な…

「ありがとう、考えますよぉ〜」
店を出た。占いは大満足だった。「占い、してもらったかい?」
リキシャのオッサンと近所の人たちがチャイを飲んでいたのでよばれた。
「いや〜びっくりやね!かなり当たっていましたよ!すごいな〜社長は!」

その後、約束の時間6時に「アートコレクション」に行った。
まず奥の部屋でチャイとビリーで休憩した。
早速私は宝石屋の社長の占いのことを興奮気味にオーナーに話した。
「…てゆーわけで、ほとんど当たっていたのですよ!すごくないですか?」

オーナーは笑った。そして声を潜めて日本語を交えて言った。
「リキシャドライバーが隣の部屋にいるから、大きな声で言えないけど、さっきの占いのことは全て忘れなさい
「何でですか?当たってたんですよ?」
最終的に宝石を買わせるのが目的と分かっていたが、占いは気持ち悪いくらい当たっていたのだ。
「(笑)私は彼を知っているよ。ヒゲを生やした××さんだろう?」
「でも、マジでかなり当たっていたんですよ?」
「…彼は、ビジネスで占いをやっている。私も手相鑑定できるよ(笑)インド人の75%は手相鑑定ができるんだよ。でも、私も彼もビジネスだ。本当の占いは、それ専門でやっている。ビジネスがからんだ人間が言うことを信じてはいけないよ」
なるほど…どうなんやろう?

「もしパワーストーンが欲しかったら、誕生石を購入すべきだよ。エメラルドなんか関係無い(笑)原石を財布に入れて、いつも身につけておくんだ。そしてキミの状態が良くなったら、加工するといいよ。私もいつも誕生石を持ってるよ、ほら」

オーナーは財布から紙包みを出して、宝石の原石を見せた。
パワーストーンか…前から興味あったんや!

インド一人旅〜ジャイプルで購入した宝石

私の誕生石はトパーズだ。

手ごろな値段の本物のブルートパーズを購入することにした。宝石なんぞ買ったのは初めてだ!

それもこんなでっかいヤツ!現在も貰った小さいポーチに入れて大切に財布に入れて持ち歩いている。
これは人に見せても良いが、絶対誰にも触らせてはいけないと注意された。

そして、私の状態が良くなった時に初めて加工しなさい、とも。

宝石も、さっきの店とは値段が全然違った。全てにおいてアートコレクションのほうが断然質が良く安いのだ。それに、無理に品物を押し付けないので、自分のペースで品定めできる。
結果、誕生石ブルートパーズシヴァ神の宝石カラーの絵画を購入。カーマスートラの絵は迷ったがやめた。

インド一人旅〜ジャイプルで購入したシヴァ神の絵画

今の自分にはシヴァ神エナジーが必要だからだ!

「私の知り合いの知り合いに本物の占い師がいるんだ。彼は英語を話せないけど、私が知人をよこすから通訳してもらえるよ。もしよかったら、見てもらう?」
「今日の夜行列車ジョードプルに行くから、もしここに戻ることがあったら、行ってみたいですね」
「じゃあ、戻ってきたら電話してください」

満足いく買い物をして、宿に帰った。

ホテルにつき、リキシャのオッサンに昨日の分と今日の分のチャーター料金を支払った。

「何かワシにジャパンの品物をプレゼントしてくれないか?」
「は?」
「ワシにジャパンプレゼントは、ないのかい?…そのトーチ(懐中電灯)は?」

私が腰にぶら下げている、小さな懐中電灯を指した。
梅田の電気屋で電池を買った時、おまけに貰ったものだった。停電と夜行列車用に備えて常に携帯している。

「これは必要やから、やれんな。悪いけど、何もやるもんは無い」

オッサンと握手をして別れた。

インド一人旅〜ジャイプル

今日は昼飯を食べていないので、夕食はホテルのルーフトップレストランで贅沢をした。フライドチキン、ライス、エッグカレー。すげえボリューム!こんな酒のツマミになるフライドチキンがあるのに、ビールが無いのは残念だった。
ゆっくり食事をして、フロントに会計に行った。
食事代106Rsに対して110Rsを出すと、細かい釣りが無いといわれた。
こっちも細かい金が無かったので、105Rs出した。
小柄なフロントマンは
「あなたは、1Rsを損したく無いんですね」
と冷たくイヤミを言った。

今朝感じたのだが、最初にチェックインしたときの中年スタッフは親切で、私の咳が酷かったので
「大丈夫ですか?ジンジャーティーとハチミツを飲めばいいよ」 と気遣ってくれた。
しかし、今日からいるこのフロントマンと一部のレストランの若造ボーイの態度は…F××K!!
※怒りの詳細は宿情報

リキシャで駅に向かった。

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