インド一人旅バックパッカー旅行記〜ジョードプル

ジョードプル、3度目の正直…

2006/1/30
今日はゆっくりブルーシティー・ジョードプル観光をする。ルーフトップレストランで遅い朝食を食べる。すでに日差しがキツい。やはりここから眺めるフォートと青の街は最高に美しい。
まず丘の上のジャスワン・タダに行くことにした。リキシャが客待ちをしている広場に行くと、昨日2回利用したリキシャのオッサンが声をかけてきた。彼は目深にニットの帽子を被っていたので覚えていた。
「やあ!リキシャ?」
彼はあまり英語が通じないので、ガイドブックの写真を見せてジャスワン・タダに行きたいと伝えた。路地を曲がり、行き止まりがあって迂回したり、バザールの喧騒を通り、旧市街を抜けた。
私はリキシャが好きである。交通手段として必要不可欠の乗り物だが、人混みと排気ガスのインドの街を徒歩で歩くより、リキシャに乗る方が、余裕で街を見ることができるからだ。バイクは目が痛くなるし、車は味気無い。

丘を登り、ジャスワン・タダに到着した。歩いていけないことも無い距離だが、絶対この坂はしんどかったやろう。ジャスワン・タダに続く石畳の木陰で、父親と子供2人の芸人一家がいた。
数人の外国人観光客の前で、父親の奏でる曲に合わせて子供がダンスを披露する。女の子の衣装が美しい。まだ小さいのにくっきりした顔立ちで美人だ。手をしなやかにくねらせ、笑顔を振りまく。男の子も見よう見まねで頑張っている。

インド一人旅〜ジョードプル、メヘランガルフォート、ジャスワン・タダ

周りに墓みたいな建物もある

インド一人旅〜ジョードプル、メヘランガルフォート、ジャスワン・タダ

白亜の美しい大理石の建物

インド一人旅〜ジョードプル、メヘランガルフォート、ジャスワン・タダ

内部はシンプル

見学後、親子の芸を見る。

インド一人旅〜ジョードプル、メヘランガルフォート、ジャスワン・タダ

男の子に10Rsチップを渡した。父親が手招きした。 「この楽器(名前忘れた)、弾いてみるかい?」
ギターでもないバイオリンでもない木製の楽器だ。持ち方を教えてもらい、バイオリンみたいに左肩に乗せて弦を弾く。
実際やってみると、キレイな音をだすことはかなり難しい。練習しないと無理やな。
「この楽器買わないか?ケース付で500Rsだよ」買っても弾けないので…

インド一人旅〜ジョードプル、メヘランガルフォート、ジャスワン・タダ

この丘からの眺めも良い。向こうに見えるのはウメイド・バワン宮殿

インド一人旅〜ジョードプル、メヘランガルフォート、ジャスワン・タダ

メヘラーンガルフォート

青の街の彼方に見える宮殿は神秘的だった

リキシャで旧市街の広場に戻った。
「いくらですか?」
「100Rs」
「…100Rs?!」
100Rsは、高くねえ?!最高高くても、待たせた時間のチャージも含めて40Rsくらいやろうと思っていたが。
「高いんじゃないか?本当はいくらだ?」
「…メーター!」 オッサンは座席の前にあるボロいメーターを指差した。
このリキシャ、一丁前にメーターがあったんかい?知らんかったよ! そういえば、やたら迂回したり旧市街をぐるぐる回っていたような気がする。
モメていると、他のオッチャンが何事だと寄って来た。
初日、駅に切符の払い戻しにこのリキシャを利用したとき、宿のオーナーに確認した運賃より10Rsより高かったので、同じようにこの広場でモメていたら「10Rsは駅で待たせたリキシャチャージだ」と仲裁してくれたオッチャンやった。
「メーターは合っているよ」 オッチャンはそう言った。
メーターが正しいなら、仕方が無い。面倒やし、もうええよ! 後で考えた。リキシャのオッサンは、わざと迂回してメーターを稼いだのではないか、と。
2回利用して適正金額を適用してジャパンを信用させ、3回目の最後にボル作戦だったのでは、と。
そして、言いくるめられて100Rs払ってしまったことを後悔した。完全にナメられていた。
あの時、宿に戻ってオーナーに適正金額を聞けばよかったのだ。

インド一人旅〜ジョードプル、メヘランガルフォート、ジャスワン・タダインド一人旅〜ジョードプル、メヘランガルフォート、ジャスワン・タダ

とりあえず、ムカつくことを忘れるために屋台でチップスとサモサを買って、部屋の前のフォートが良く見えるベランダで食うことにする。
宿に戻ると、オーナーの奥さんが掃除をしていた。
眼が合って、彼女はにっこり微笑んだ。美しい若妻の笑顔に、少し癒された
チリパウダーのチップスはビールのツマミに合う!揚げたてのサモサも美味い!

昨日の残りのぬるいビールを飲みながら、ヨルダン・アンマンで知り合った中澤君の言葉を思い出した。
「(エジプシャンは許せないけど)インドは、許せるんよ。ホンマに、貧乏やから…」
エジプトから北上してエジプシャン、アラブ人のボリについてムカついていたインドを知らない私達に、彼はそう言った。

以前どこかの発展途上国で現地人に言われたことがある。
「1$や2$なんて、ジャパンにとったら、はした金だろ?」

そうや、はした金や。1$や2$なんか。日本で働いている時、毎日自販機でコーヒーを買う。タバコも買う。コンビニでパンや弁当も買う。購入に迷うような金額では無い。

宿のメシ。プレーンライスと豆の煮物(カレー!!)

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